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タカハヤ

江津湖のあたりではアブラメともよばれます。

 

大きなもので全長10cm。鱗が小さく、さわるとヌルッとした感じがあります。

​産卵期は5~7月頃、雌雄が群れになり砂礫中に卵を埋め込むように産むようです。

 

湧水地のように水が冷たくてきれいな場所の、植物の下や岩陰などによく群れています。このような魚が、江津湖のような市街地の川で見られるのは珍しいといえます。

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2009年12月 江津湖で撮影

12月、湧水が流れ出る石積護岸のすき間に、タカハヤが群れていました。

​一種の越冬場なんでしょう。

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2016年3月 江津湖で撮影

こちらも湧水が流れ出るところです。

湧水域の最上流の岩陰や草陰に小さく細長い魚が群れていたら、タカハヤであることが多いです。

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2020年8月 江津湖で撮影

江津湖の湧水地に大型のタカハヤがいました。

​タカハヤたちは産卵のために湧水の湧き出し口に集まっていたのでした。

タカハヤ20200802-153江津湖1000.JPG

2020年8月 江津湖で撮影

同じくらいの大きさのタカハヤが体を押しつけ合って闘争していました。

小さく地味な魚ですが、夏にはオスがメスを追跡したり、集団で砂礫底に産卵したりと人知れず奮闘するタカハヤの生態を観察するのもまた楽しいです。

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