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カワヒガイ

全長13cmほどになります。

カワムツやムギツクに似ていますが、体の横にはモヤモヤっとした黒い帯があり、背びれにも一本の帯があります。産卵期のオスはほおが桃色に、メスはやや黄色味を帯びます。

 

川の中下流やこれに連なる水路に生息し、砂や礫の底を好みます。ムギツクと同じように底の方で底生動物や付着藻類などをついばみます。

4~7月頃、イシガイ、タガイ、ササノハガイ類などの生きた二枚貝に産卵します。

カワヒガイ20200802-288江津湖.JPG

2020年8月 江津湖で撮影

​早瀬の岩陰に、カワヒガイたちが群れていました。

岩に付いた藻類を盛んに食べていました。

カワヒガイ20200802-299江津湖.JPG

2020年8月 江津湖で撮影

メスに混じってオスも数匹いました。産卵期が終わった後だと思いますが、ほおの桃色が少し残っています。

カワヒガイ190324-211.JPG

2019年3月 緑川水系で撮影

春先の水路に、お腹がふくれたカワヒガイがいました。小型ながら、卵を持ったメスのようです。体が重そうに泳いでいました。

ここには大型で婚姻色が立派なオスのカワヒガイもいるのですが、警戒心が強くなかなか写真が撮れていません。

カワヒガイ190512-248.JPG

2019年5月 他の川で撮影

江津湖から遠く離れたタガイの多い川に、たくさんのカワヒガイがいました。写真の個体は大型のオスで、見てのとおり立派な婚姻色でした。

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