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ムギツク

江津湖のあたりではコモソバエ、コムソウバエともよばれます。全長10~15cm。体の横に太い黒帯を持ち、頭の先は平べったく、口にはひげがあります。

 

流れが緩やかな場所を好みます。岩や杭の間などで、小さな虫などをつついて食べる姿がかわいらしいです。

 

産卵期は5~6月で、大きな石や岩、水草や流木に卵を産みつけます。オヤニラミやドンコに托卵することも知られています。

 

水中眼鏡をつけて川に潜り、水通しがよく岩や捨石が多いところでじっとしていると、ムギツクが岩陰から泳ぎ出してくることがあり、割と観察しやすいです。小学生だった1980年代中頃に、ゾウさんプールの岩の周りでムギツクを眺めるのが夏の楽しみの一つでした。

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2019年3月 江津湖で撮影

つんつんと岩に付いた餌をついばむムギツクです。まだ若い個体で、体の黒い線がはっきりとしています。

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2019年8月 江津湖で撮影

平瀬の捨石のあるところを泳ぐムギツク。

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2021年3月 江津湖で撮影

春先に、捨石のある平瀬に群れていたムギツクの幼魚。

ムギツクに限りませんが、幼魚は警戒心が弱く割と近づきやすいです。

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