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ゼゼラ

カマツカの仲間で、カマツカよりも口先が短く丸い形をしています。口ひげもありません。

 

川の下流域、平野部の湖や池に生息し、流れがほとんどない砂泥底に生息します。泥の表面の藻類や有機物を好んで食べます。

産卵期は4~7月で、粘着卵をヨシやマコモの根に産みつけるそうです。

 

江津湖にはもともといなかった国内外来種です。熊本市立博物館の館報によると、2016年秋に初めて江津湖で確認されており、それ以来広範囲でゼゼラが目撃されています。

ゼゼラ171229-064江津湖.JPG

2017年12月 江津湖で撮影

江津湖にゼゼラがいるという情報を聞き、あたりをつけて探すと見つかりました。

​湧水の湧くワンド状のところに、一匹のゼゼラがいたのでした。

ゼゼラ190102-120藻器堀川.JPG

2019年1月 江津湖で撮影

江津湖のかなり上流にいたたくさんのゼゼラのうちの一匹。

江津湖の上流、中流、下流と広範囲に定着しているようです。

2024年4月 江津湖で撮影

上江津湖の湧水地に数匹のゼゼラがいました。前はいなかった種類の魚が、今はもう固定メンバーになってしまいました。

人の手で持ち込む国内外からの外来種をこれ以上増やすべきではありません。法律で生物の国内の移動や海外からの持ち込みを厳しく制限できないものでしょうか。

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