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ニゴイ

体は細長く、鼻先が長く、1対の短い口ひげがあります。全長50cmほどになり、コイと間違われることもあります。20cmくらいまでの幼魚は側面に暗色の斑点があります。

 

大きな川の中・下流域から汽水域、湖などに生息します。雑食性で、江津湖でも流れの緩やかな水域の底近くで砂の中の餌をとっている様子が観察されます。

 

以前は江津湖で確認された記録がないため、国内外来種である可能性があります。

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2024年8月 江津湖で撮影

早朝に、川底でエサを探すニゴイたちがいました。

​ニゴイは通常は警戒心が強く、人影をみるとすぐに泳ぎ去ってしまいます。

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2020年3月 江津湖で撮影

産卵期が近づく3月末、早瀬にニゴイたちが集まって瀬を上ったり下りたりしていました。臆病なニゴイにしては珍しく、近づいて写真を撮ることができました。

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2015年8月 江津湖で撮影

割と小型の若いニゴイたちです。

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2015年6月 江津湖で撮影

平瀬でエサを探すニゴイの口元に小型のルアー(スプーン)を投げ、40cmほどのものを釣り上げました。ウルトラライトタックルだったので、結構走られました。

​熊本に観光に来たという方から、ニゴイはフライにするとすごくおいしいよと言われました。

ニゴイ150609-231江津湖.JPG

2015年6月 江津湖で撮影

顔が長細く馬面です。こんな魚、昔は江津湖にはいなかったと思います。やはり国内外来種かと思いますがいかに。

参考にした主な図書・文献:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).山と渓谷社.2015年
山渓カラー名鑑 日本の淡水魚(著/川那部浩哉).山と渓谷社.1995年
くらべてわかる 淡水魚(文/斉藤憲治、写真/内山りゅう).山と渓谷社.2015年
・日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑(文/中島淳、写真/内山りゅう).山と渓谷社.2017
・日本のタナゴ 生態・保全・文化と図鑑(文/北村淳一、写真/内山りゅう).山と渓谷社.2020
・くまもとの自然シリーズ1 江津湖の自然(監修/吉倉眞).熊本生物研究所.1986年
​・昭和63年度加勢川河川環境整備調査基礎調査報告書(5)江津湖の魚類.熊本県.1989年
清水稔.江津湖の魚類相~電気ショッカー船調査での確認を中心に~.熊本博物館館報No.29.熊本博物館.2017年.53-64頁
・甲守崇.江津湖の帰化魚について. 江津湖 第2号.江津湖研究会.1987年.17-19頁
・甲守崇.「江津湖の自然 魚の食餌行動と食性(1)」 江津湖 3号.江津湖研究会.1988年.92-93頁

・松原健治.「河童堀」昔今!.江津湖 第5号.江津湖研究会.1991年.106-108頁
三宅ほか.ミトコンドリアDNAと形態から見た九州地方におけるニッポンバラタナゴの分布の現状. 日本水産学会誌74(6).日本水産学会.2008年.1060-1067頁
長田ほか.福岡県の水路に生息する6種のタナゴ類の分布の比較.魚類学雑誌35巻3号.日本魚類学会.1988年.320-331頁
・堅山南風.想い出のままに.求竜堂.1982年.33・225頁
・Sakai, H., Iwata, A., Watanabe, K., Goto, A. (2024) Taxonomic re‑examination of Japanese brook lampreys of the genus Lethenteron with descriptions of two
​ new species, Lethenteron satoi sp. nov. and Lethenteron hattai sp. nov., and re‑description of Lethenteron mitsukurii. Ichthyological Research: online first

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